いしをつんだおとこ

偉人でも 英雄でもないひとりの男が やりとげた仕事とはーーー まずしく、家もなくした男が、冬の寒さをしのごうと 石をつみはじめます。 男のひたむきな姿に、まちの人々も彼を応援し、美しくできあがっていく塔を「まちのほこり」と呼ぶようになっていきます。そして、完成した塔を前に、人生をまっとうしたと感じた男は、息子と「仕事」や「生きがい」について静かに話すのでした。

                                                                                           
ぶん あきやま ただし
あきやま ただし
発売日 2014年4月
ページ数 32 ページ
定価 1400円(+税)
判型 B5変型判
ISBN 978-4-902528-52-7
           
                       

推薦

●全国学校図書館協議会選定図書

●日本子どもの本研究会

●第62回産経児童出版文化賞美術賞受賞

 

~著者紹介~

あきやま ただし(文と絵)

1964年、東京都に生まれる。絵本作家。東京藝術大学デザイン科を卒業。 『ふしぎなカーニバル』(講談社)で講談社新人賞、『はやくねてよ』(岩崎書店)で日本絵本大賞を受賞。 主な作品に『はなかっぱ』シリーズ(メディアファクトりー)、『パンツぱんくろう』シリーズ(講談社)、『たまごにいちゃん』シリーズ(すずき出版)、『まめうし』シリーズ(PHP研究所)、『へんしん』シリーズ(金の星社)、『うしろの ダメラ』(弊社刊)などがある。